2017年6月末、Kawaii Kakkoii SugoiではAnime Expoにて、レモン&シュガーのデザイナー・LEMONA DESIGNのインタビューを実施しました。2014年以降、日本中のファンを魅了し続ける可愛らしいキャラクターのルーツに迫りました。
── さっそくですが、レモン&シュガーのコンセプトについて教えていただけますか。
LEMONA DESIGN 恋に恋する女の子「レモンちゃん」と、レモンちゃんに恋しているぬいぐるみの「シュガーくん」という対象的な2人が繰り広げる”甘ずっぱい”世界をテーマにしています。タイトルのレモン&シュガーには、「恋の浮き沈み」や「人生の起伏」という意味合いを込めています。
── レモン&シュガーのキャラクターはどのように思いついたのでしょうか。
LEMONA DESIGN 2004年に遡りますが、自作のショートアニメーションでが国際的な賞をいただき、世界の人たちに触れる機会がありました。当時の自分にできる最大限の表現ができ、審査員の方々には評価されたのですが、アート性の強いテーマだったためか、一般の観客の心には届けられなかったような気がしていました。そこから例えばスタジオジブリやピクサーのような、「世界中の人々に響く作品が作りたい」と思うようになりました。魅力的なストーリーを作るには性格の異なる2人のキャラクターが必要と考え、模索し続け、2014年に思いついたのがレモン&シュガーです。
── Anime Expo 2017を通して達成したい目標などはありますか。
LEMONA DESIGN 世界の人たちに見ていただき、間近で反応が知りたいです。アメリカでは全く知られていないこのキャラクターをどこまで受け入れていただけるのか。レモン&シュガーを世界中で愛されるキャラクターに育てていきたいと思っていますので、今回のAnime Expo 2017がその第一歩となればと考えています。
── ̶影響を受けたキャラクターやデザイナーなどはいますか。
LEMONA DESIGN 私は、レモン&シュガーをクラシックキャラクターにしたいと思っています。その点では、ムーミンやスヌーピーを一つの目標にしています。彼らの共通点は、ただ可愛いだけのキャラクターではなく、哲学的な側面テーマや台詞をもっているところです。彼らのように深みがあり、長く愛され続けているく、日本発のキャラクターを目指しています。
── 最後に、Kawaii Kakkoii Sugoiでは日本の「可愛い、格好良い、すごい」文化を世界に発信することを心がけているのですが、LEMONA DEISGNさんが考える可愛くて、格好良くて、すごいものとは何でしょうか。ここはレモン&シュガー以外で(笑)
LEMONA DEISGN たくさんあるので難しいですが、やはり子どもの頃から憧れてきたスタジオジブリ作品だと思います。私も宮﨑駿監督のようにいつまでも色褪せない作品を作っていきたいです。
── なるほど!どうもありがとうございました!
Official Site: レモン&シュガー
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